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2010年 名古屋の私立中学受験記( その79:基礎固めと過去問演習 )

コメントで

基礎固め過去問演習

兼ね合いについて

問い合わせがあったので、

それについて

 

学校のレベルや科目によって、

また受験生のレベルによって

異なるので一概には言えないが

 

中堅以下の学校の入試問題は、

基本的な問題

多く出題されたりするので、

過去問を演習することによって

基礎力も養われる。

 

しかしながら、例えば、

南山女子算数となると

2010年で言うと、

合格者の平均が

200点満点中の

110.4点だ。

つまり

合格者でも正解率55.2%

の平均であるから、

合格者の中には

半分以下の出来で合格した人も

いることになる。

    

東海の2010年の算数の

合格者平均55.8%

同じような感じだ。

    

南山女子東海合格者は、

名古屋地区ではトップの

中学受験生であるにも

かかわらず、

そういう子たちが

半分くらいしかできない

(100点満点だと

 50点くらい)

ような問題なわけ。

 

この手の過去問

一生懸命やっても

実力はなかなかつかない。

この手の過去問演習は、

本番では

どのような問題が出るのか

を確認し、

試験時間のとおりに

解いてみて

解ける問題と解けない問題の

見極め方、

時間配分の仕方などの

テクニック的なこと

磨くのにその主眼がある。

 

したがって、

実力不足の子が

南山女子東海算数過去問

一生懸命やっても全然実力がつかず

ただ自信を失うだけ

ということになりかねない。

実力をつける最善の方法は、

通っている塾の教材を

マスターすることに尽きる。

南山女子東海の偏差値から

まだまだ遠いところにいる子は

無理して過去問をやるよりも

地道に基礎を築くことが重要で、

これを怠ると押さえ校にも

落ちてしまうことになりかねない

     

これに対し、

2010年の滝中学算数は、

100点満点で

合格者平均80.8点

合格者が高得点を取っている

のに対し、

受験者平均は63.5点

(不合格者平均は当然もっと下)

で、合格者と不合格者の得点の

乖離が甚だしい。

    

したがって、

ある程度実力がついてきた子

にとって

滝中学算数の問題は

実力を練るのにちょうど良い

問題ということになる

から、

(あくまでも、ある程度

 実力がついてきた子

 にとってだが)

単に出題の傾向を探ると

いうことだけでなく

実力をつける問題演習として

使える。

高度な基礎力をつけるため

 の問題演習といえようか)

     

また、理科社会は、

学校によって特色があったり

するので

本番試験までに

どういうことに重点を置いて

勉強するかの道しるべとして

過去問を見ておいた方が

いいというのはある。

 

見ておいた方がいいというのは、

実際に問題を子供が解いたり

するレベルまで行かなくても

親子で一緒に問題を見て、

「こんなのが出てるんだ」と

いった感じで

感想を述べ合うといった程度の

ものでもいい。

    

複数の学校の理科社会

問題を見てみると

例えば、社会で、

日本と中国が釣りをしている

のを

橋の上で見るロシアといった

風刺画が

滝中学の入試問題に出て、

その何年か後に

愛知淑徳の入試問題にも

出てるといった発見もある。

     

ただし、社会のうち

時事問題については、

昔に出題された題材は

他校でも絶対に出題されない

ので(なにせ時事だから)

スルーしても良い。

 

もちろん、

この場合であっても、

どのような問われ方

されているか、

どのような解答の仕方

要求されているか

を確認しておくことは有益だ。

(ただし、時事問題について

 注意すべきなのは

 「裁判員制度が始まりました」

 というのは時事問題だけれども

 裁判員制度自体

 公民分野の中での社会科の一部門

 なため

 裁判員制度はもう試験に出ない

 とはならない点だ)

    

国語の過去問は、

一度出された文章や漢字が

同じ学校でまた数年後に出る

ということは、まずないので

どんな感じで出題されているか

という出題のクセみたいなのを

探る材料ということになる。

     

以上からの原則的な結論は、

過去問を解くことによって

実力をつけるという考えは捨て

実力をつけるのは

塾の教材など潰すべき物を

マスターすることによって行い、

過去問は志望校の出題形式や

時間配分などを知り

テクニック的なことを練習する

ために使うということになる。

     

したがって、志望校に

実力不足の子は、

過去問よりも、まずは

塾の教材などで基礎固めし、

過去問は冬休みあるいは

1月以降やるということでも

仕方がない。  

    

あるいは、過去問検討などの

各学校対策は、

それ専門にやっている塾の

講座を利用し、

普段の勉強は

専ら基礎学力を付けることに

専念するという方法もある。

 

あるいは、過去問については

最も分量の少ない過去問集

とか

そうでなければ2~3年分

に限ってやるというように

量的に枠をはめて

それ以上やることはせず

あとは普通の勉強を地道に

続けるという方法もある。

     

うちの長女が過去問集

本格的にやり始めたのは

冬休み以降。

 

1月以降は過去問ばかり

一日中やるという日もあったが

それは、ある程度過去問

解ける実力が付いてきたから

であり、

過去問をやるにしては、

お話しにならない成績が

続いていたのであれば

基礎を充実させる勉強に優る

方法はない。

    

また、その子の実力と志望校

について知悉している

塾の先生のアドバイス

最も重要であるので

迷ったら塾の先生に相談する

ことが肝要。