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居住目的での使用貸借

使用貸借は、期間を定めなかった場合でも、
タダで借りる目的が達成されたときには、
借りていた物を返還しなければなりません。
  
ここで問題となるのは、居住目的での使用貸借です。
居住目的で土地や建物を借りた場合、
どういう状況になれば、借りた目的が達成されたといえるのか
ということです。
 
この点について、建物を建てて住むために土地をタダで借りた場合には、
建てた建物が朽廃して使えなくなったときに目的が達成されたと考え、
借主は建物が朽廃するまで土地をタダで使用できると判断した判決が
あります(東京地裁)。
 
新しい住居を見つけるまでの仮住居という目的でタダで借りた場合、
4年半以上が経過したときには、たとえ新しい住居をまだ見つけていなかったとしても、
新しい住居を探し出すために十分な期間が過ぎているのだから、
タダで借りた目的が達成されているとして、借主は返還すべきとした判決も
あります(東京地裁)。
 
個々のケースによって、事情が異なるので、まさにケースバイケースです。